カタカナ社名の時代に「音」がブランドを守る。
 
社名変更ブランディングに効くサウンドロゴの力

先日、実業団の駅伝中継で耳にした「クラフティア」という新しい社名。なんの会社かご存知ですか?実は、九電工が今年変更した新社名です。陸上競技では名門企業として知られていますが、この社名変更はどこまで知られているでしょうか。
この数年で、アーチオン(日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合して設立する新会社)、カナデビア(旧・日立造船)、プロテリアル(旧・日立金属)など、さまざまな産業の大手企業でもカタカナ社名への変更が相次いでいます。

しかし、「新しい社名を覚えてもらう」ことは想像以上に難しいもの。
博報堂のメディア環境研究所の調査によると、私たちのメディア総接触時間は440.0分(1日あたり週平均)。「携帯電話/スマートフォン」は165.1分。「テレビ」(122.1分)、「雑誌」(9.2分)、「ラジオ」(24.0分)、「新聞」(10.7分)とそれぞれのライフスタイルに合わせて細分化が進んでいます。(出典:メディア環境研究所『メディア定点調査2025』)。
予算の多寡に関係なく、もはやテレビCMや経済紙誌だけで社名を定着させる時代ではありません。

見えないマスに届くのは、視覚よりも“聴覚”

業態が想起しづらいカタカナ社名にとって、旧社名で築いた認知やブランド資産をどう継承するかは極めて重要です。
CI(コーポレート・アイデンティティ)を刷新しても、消費者が「聞いて覚える」機会がなければ、再認知のスピードは遅れ、ブランド想起の断絶を生みかねません。

株式会社SEVENは、こうした課題に対して音声アセット(サウンドロゴや固定のCMソング、音声広告などをこう総称いたします)の活用を強くお勧めします。そのなかでも特に強力なツールになるのはサウンドロゴ。
サウンドロゴは単なるジングルではなく、ブランドの“読み方”と“印象”を一体で記憶に刻む強力な資産です。

サウンドロゴを共通化することで、「よく聞くブランド」になる

テレビCM、動画広告、ラジオCM、オーディオアド、さらには駅や商業施設のサイネージ広告に至るまで。
同じサウンドロゴを一貫して・長期間使い続けることで、視覚情報が届かない層にも「耳から社名が馴染む」という効果が生まれます。
これは、広告接触が細分化した現代において、ブランド想起を維持する最も効率的な手段の一つです。

実際、音声広告は広告聴取者にとって自分ごと化されて受け止められることによって、広告のストーリーや内容の記憶率が映像広告と比べて高く、また記憶の維持率も映像広告と比べて高いという特性があるとする調査結果があります(出典:radikoプレスリリース2023年10月5日)。

音は、ブランドの「第二のロゴ」になる

ロゴデザインが視覚的な記号なら、サウンドロゴは聴覚的な記憶装置です。
簡単にマスに届く時代ではない今こそ、「音」はブランドを支える長期的資産になります。

ブランドエージェンシー、広告会社、企業のブランディング担当の皆さま。
社名変更やリブランディングのフェーズで、音声アセットの戦略設計をお考えなら、ぜひ株式会社SEVENにご相談ください。
サウンドロゴの企画・制作から、CM・番組コンテンツまで、私たちは“耳で伝わるブランド体験”をデザインします。


この記事のまとめ

  • カタカナ社名は視覚だけでの認知定着が難しい
  • サウンドロゴを共通化すれば、聴覚からの想起を強化できる
  • 音声アセットはブランドの長期的資産となる
  • ブランド刷新時は「音」もCI設計に含めるべき

サウンドロゴ制作・音声広告制作のご相談は 株式会社SEVEN まで。国内有数の音声専業のクリエイティブ・エージェンシーです。

出典:
メディア環境研究所『メディア定点調査2025』
radiko「音声広告は映像広告と比べて記憶の維持率が高い!radiko、その理由を脳科学的実証実験で解明」